『私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。』
（Ⅱコリント４：７）
イエス様を信じた人は、神様の子とされました。聖書は、「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためです。」（Ⅰぺてろ２：９）と告げています。
私たちが罪の赦しと永遠のいのちを得たという事実は、考えれば、考えるほど、驚くべきことです。私たちは取るに足らない者ですが、私たちの中に宿っていてくださる方は、天と地とその中のすべてを創造された神様の霊です。
私たちは表面的に、この世の人と変わりませんが、信仰の目をもって見るならば、完全に違うのです。
聖書は、人間を土の器としてみています。しかし、イエス・キリストの救いの宝が、その器の中に入れば、その中から偉大な神様の力が輝き出てくるのです。
土の器である肉体は、目の欲、肉の欲、この世の誇りに生きようとします。私たちは何時までも、このような欲望に囚われた惨めな者でしょうか。そうではありません。ここにキリスト信仰の偉大さがあるのです。
クリスチャンは、死にそうでも生き、何も持たないようでも、全てのものを持ち、倒れても立ち上がり、敗北しているようでも、勝利するのです。なぜなら、土の器である私たちが壊れそうになると、内におられるイエス・キリストが支えてくださるからです。
私たちは、ある時は天使になったような気がし、また、ある時は、悪魔になったような気がするのです。しかし、私たちは、単なる器であることを悟り、イエス・キリストに委ねるならば、私たちは勝利ある生活をすることができます。
イエス・キリストだけを仰ぎましょう。そうすれば、イエス様は弱い所に働いて、そこを強くしてくださいます。それは、聖書に、「主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである。』と言われたのです。」（Ⅱコリント１２：９）とあるからです。むしろ、弱さを喜びましょう。ハレルヤ。
『神は聖徒たちに、この奥義が異邦人の間にあってどのように栄光に富んだものであるかを、知らせたいと思われたのです。この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。』（コロサイ１：２７）