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執筆者の写真クリスチャン親和会

礼拝メッセージ(2022/3/27)

『みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。』(Ⅱテモテ4:2)


 今日の聖句は、使徒パウロが信仰による真実のわが子テモテに宛てた遺言の一節です。

私たちは、「キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。」(エペソ4:11)によって、私は伝道者ではないから、伝道しなくてもよい、と考えがちです。

 しかし、その考えは間違っています。すべてのクリスチャンは伝道する責任があります。それは、「イエスは彼らにこう言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。』」(マルコ16:15)とあるからです。

 伝道を何か難しく考える必要はありません。伝道には布告の意味があるのです。「救い主イエス様は、処女マリヤから生まれ、私たちの罪の身代わりとして、十字架にかけられて死に、三日目によみがえられて、今も生きておられる。」と伝えるのです。だれでもこのイエス様を信じる人は救われます。これが福音です。

 しかし、ここで問題になるのは、私たちの常識とは、全くかけ離れたことだと言うことです。第一に、処女から人は生まれないと言うことです。第二に、自分が犯した善と悪は自分にかかるのであって他人が負うことはできないことです。第三に、胸をやりで刺されているのに、死んで生き返ることはできないと言うことです。全く人間の常識ではそのとおりです。

 しかし、これは人間が考えた救いではないのです。天と地を創造された神様が決定された救いです。だれも否定することはできません。ですから伝道ではなく、布告と言えるのです。

 人間的な方法では、だれ一人救われません。人間はみな罪人だからです。ですから、時が良くても悪くても、みことばを宣べ伝えることが肝要です。聖書に、「少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。」とあります。みことばを豊かに蒔き続けましょう。

 聖書に、「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、」(ヨハネ15:16)とあります。豊かに実を結びましょう。ハレルヤ。


『しかし、この方を受け入れた人々、すなわちその名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。』 (ヨハネ1:12)

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