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執筆者の写真クリスチャン親和会

礼拝メッセージ(2022/11/27)

『さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」』

(ルカ24:49)


 本日はアルゼンチン宣教師の在原師のメッセージです。

 主が私をアルゼンチン宣教に召されたのは1984年、現地へ入国したのは88年でした。85年に現地視察をした際には、83年の第二次アルゼンチンリバイバルの後でした。熱冷めやらぬ様子に期待が高まり、自分の力で頑張ろうと意気込んでいました。

 しかし、ノルウェーの宣教師に「宣教師には待たされることの祝福がある」と言われ、主からの言葉として受け取りました。実際にアルゼンチンへの扉は閉じられたのです。

 私の属する御殿場純福音キリスト教会は単立でアルゼンチンは「僻地」です。また、ペンテコステが異端扱いされたこともあり、支援をしてくださる教会はごく少数でした。しかし、私を支えたのは「この方以外に救いはない」(使徒4:12)というみことばと山中湖で受けた宣教の召命の預言でした。

 4年の月日が経とうとし、なぜ扉が閉ざされているか祈る中で「主は心砕かれた人、へりくだった人と共に住む」(イザヤ57:15)と示されました。神さまは真実な方であり、砕かれた心で主の前に出るなら主が私を用いてくださると確信しました。

 そんな中、2人の方から山中湖で受けたのと同じ預言を受けました。そして、祈る中で「日本での戦いは終わりました」という主の声を聞いたのです。宣教は主の召しと確信し妻に電話すると、JICAより国費でアルゼンチンに入国できることを知りました。

 アルゼンチン入国後も、首都でなく多くの殉教者を出したミシオネス州へ主は導かれました。「無理だ」と言われる中、アナコンディア師が私たち夫婦に手をおいて祈ってくれました。翌朝早く祈ると、聖霊が川のように流れ出る体験をしました。

 主題聖句の都はエルサレム、その中心は十字架です。そして、ゴルゴダの丘の横には聖霊が降った2階座敷があります。日本にとどまる4年とブエノスアイレスでの二ヶ月は、まさに己に死に、聖霊を受ける備えの時間でした。

 みことばに励まされ、御霊に導かれ、励まされたことがこの宣教の35年間です。主は多くの報いを私自身にも御殿場の教会にも与えてくださいました。聖霊の力とみことばと聖霊の導気によって神の国の働きがますます前進しますように。また、親和会からも主の働き人が全世界に遣わされますように。


『この川が流れて行く所はどこででも、そこに群がるあらゆる生物は生き、非常に多くの魚がいるようになる。この水が入ると、そこの水が良くなるからである。この川が入る所では、すべてのものが生きる。』(エゼキエル47:9)(文責:朋子)

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