『あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。それが、わたしとあなたがたの間の契約のしるしである』
(創世記17:11)
イエスさまの昇天後、イエスさまをメシアと信じた人々が集まり、祈っていた所に聖霊がくだりました。彼らは聖霊のバプテスマを受け、イエスさまの証をする人生に変えられました。
主題聖句では、神さまはアブラムに、改めて祝福の契約を語られました。さらに、アブラムの名前をアブラハムと変えると共に、契約のしるしとして割礼をするよう命じられました。
割礼とは男性の性器の包皮を切り取ることです。イスラエルの民だけでなく、共に住む異邦人や奴隷も割礼が必要です。割礼をしないなら民から断ち切られます。
アブラハムは信仰により義と認められた後、割礼を受けて人生が変えられました。同時に彼の心も変えられ、自分の生活や財産のためだけに生きるのではなく、諸国民の父となり祝福を流し出す人生が主によって与えられたのです。
神の民のしるしは、肉体だけでなく心にも必要です。善悪の知識の木の実を食べたために、人は自分の正義を第一とします。この頑なな心の覆いを神さまが切り取られ、心・精神・力を尽くして神を愛する、神の民の心へと変えられるのです。
エゼキエル36:26で「あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を与える。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える」とある通りです。
聖霊にバプテスマ、つまり浸される時、私たちの古い生き方や人格は切り離され、新しい人生とされます。人生が一変した弟子たちのようにです。彼らは自分の関心を横に置き、福音を宣べ伝える人生に導かれました。御子を信じ、一人も滅び流ことなく永遠のいのちを得て欲しいという神の愛のゆえです。
聖霊のバプテスマは神様の一方的な恵みです。十字架で体を裂かれ死に、三日後に復活したイエスさまを救い主と信じ、聖霊を待ち望む者に与えられます。
求めなさいそうすれば与えられますと聖書は約束しています。どうぞ日々聖霊の満たしを待ち望み、新しい人生の始まりを受け取ってください。多くの実を結ぶ、新しい人生があなたには約束されています。
『私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストと共に葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。』(ローマ6:4)
(文責:朋子)
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