『すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。』（ヨハネ１：９）
クリスマスおめでとうございます。二千年も誕生を祝われ続ける特別な存在はイエスさまです。このお方はすべての人を照らすまことの光としてこの世に来られました。
星やキャンドルの光には人の心を癒します。また、国際宇宙ステーションのように、人の心に夢や希望を与えてくれます。
イエスさまはこの地上で癒しをし、死人をも蘇らせました。また、当時はイスラエル国家復興の希望の星でもありました。しかし、イエスさまは当時のユダヤ人のためだけでなく、「すべて」の人のためにも、光として来られたのです。
イエスさまは私たちの心を照らすために来られました。「『光が、やみの中から輝き出よ』と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださった」(Ⅱコリ4:6)とあるように、あなたの心を照らし、心の目を開いて、まことの愛である神を知るようにされます。
パウロはイエスさまによって人生を変えられました。彼は聖さ・正しさを求めて律法を遵守し、クリスチャンを迫害しました。しかし、三日間目が見えなくなる程の圧倒的な光によって、心の奥底の闇を照らされ、イエスを主と信じたのです。
パウロは、人を裁き「悪」を罰する人生を捨てました。そして、イエスがこの地に与えた救いを宣べ伝える者と変えられたのです。その救いとは、イエスが十字架ですべての罪の代価を支払い、イエスを主と信じるものは赦されるというものです。パウロは裁く者から赦す者へと真逆の人生に導かれたのです。
人を裁く心の闇は、パウロだけのものではありません。善悪の知識の木の実により、人が人を神とした故にある闇、罪です。しかし、救い主イエスはその闇を照らして消し去るお方です。そして、その光であるお方は、あなたも知らない心の傷を癒し、永遠のいのちという消えることのない希望を与えます。
天地創造の前から計画されていたこの世の救いはイエスさまによって明らかとされました。このまことの光は、昼夜関係なく、場所も時代も関係なく、全ての人に照らされています。
クリスマスは、光であるイエス・キリストがあなたのために来られたことを教えています。この良き知らせを受け取りましょう。消えることのない光が、あなたの心を内側から照らし続けます。その光は愛の光です。あなたの心を癒し、希望を与え、あなたの人生を輝かせてくださるのです。
『その日、エッサイの根は、国々の民の旗として立ち、国々は彼を求め、
彼のいこう所は栄光に輝く』（イザヤ１１：１０）
（文責：朋子）