『信仰によって、アブラハムは、相続財産として受け取るべき地へ出て行けとの召しを受けた時、これに従い、どこに行くかを知らないで、出て行きました。』(へブル11:8)
今日のテーマは「信仰」です。聖書は、アブラハムは、神様の声を聞いて、どこへ行くかを知らないで、出て行った。とあります。これはこの世界のルールに反します。この世界では、よく調べて、自分が気に入れば出かけます。しかし、気に入らなければ中止とします。
それに反し、アブラハムは、天と地を創造された神様に人生のすべてをかけました。これが信仰です。神様の言葉だけを信じて行動することです。
初めの人アダムが造られた時、神様は、「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」と祝福されました。アダムは信仰によって、地を従え、すべての生き物を支配していました。
しかし、アダムが、善悪の知識の木の実をとって食べたとき、アダムは信仰を失いました。それ以後、世界は現実が暴走する世界となったのです。
聖書は、「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。」(へブル12:2)と告げます。それでは、信仰の創始者であり、完成者であるイエス様の信仰を見ていきましょう。
イエス様は、初めにカナの婚宴で、水をぶどう酒に変え、また、多くの病人を癒し、盲人の目を開き、あしなえを立ち上がらせ、死人を甦らせました。そして、五つのパンと二匹の魚で、男だけで五千人ほどの人を満腹にさせ、残りが十二のかごにいっぱいあったとあります。そればかりか、湖の上を歩き、湖の大暴風をしかりつけると、大なぎになったともあります。これらのすべては信仰による働きです。
イエス様は弟子に命じて、「病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。」(マタイ10:8)と告げています。私たちもイエス様の弟子です。イエス様のみことばに従って、アブラハムを見習い、信仰によって出て行こうではありませんか。信じる者にはどんなことでもできるのです。ハレルヤ。アーメン。
『まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行うわざを行い、またそれよりもさらに大きなわざを行います。わたしが父のもとに行くからです。』
(ヨハネ14:12)
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