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執筆者の写真クリスチャン親和会

礼拝メッセージ(2020/8/16)

『わたしの義人は信仰によって生きる。もし、恐れ退くなら、わたしの心は彼を喜ばない。』(ヘブル10:38)

 信仰の創始者であり、完成者であるイエス様を信じて、迎え入れれば、信仰の目が開けられ、この世の変化に押し流されることなく生きることができます。

 モーセは若い時、自分の力で、イスラエルを救う計画を立てました。彼はエジプトの知識と知恵に満ち、文武を兼ね備えた人物となりました。しかし、彼は失敗し、荒野に逃げなければならなくなり、「野望の宮殿」から「絶望の荒野」へと転落していくのです。

 ある日、モーセはホレブの山で羊を飼っている時、柴が燃えているのを見ました。しかし、その柴は燃え尽きなかったのです。不思議に思ったモーセがそこに近づくと、神様がその燃える柴の中から語りかけました。

 「ここに近づいてはいけない。あなたの足のくつを脱げ。 あなたの立っている場所は、聖なる地である。…見よ。今こそ、イスラエル人の叫びはわたしに届いた。わたしはまた、エジプトが彼らを虐げているその虐げを見た。今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ。」(出エジプト3:5-10)

 すると急にモーセの目が開かれ、前に想像もできなかった人生の計画が神様によって明らかにされたのです。それは言葉では表現できないほどの驚きでした。すでに諦めていた若い時の人間的な野望が、神様の力によって今現されたのです。

 今日も同じような変化を私たちは体験できるのです。人は、この世にあって、この世の資源を頼みとして、それぞれ野望をもって生きています。そのような中でイエス・キリストを迎え入れると心の目が開かれ、神様を頼り始めるようになります。

 モーセは信仰の世界を心の目で見て、神様を頼みとし、エジプトから300万ものイスラエル人を救い出したのです。これは、人間の力ではできない働きです。モーセの心の目が開かれていたので、民が恨み、また、さまざまな苦難が起きても、揺るがない信仰をもって、民を導くことができました。      

 私たちも心の目が開かれれば、信仰を堅くもって神様が備えられた世界に向かって力強く歩んでいくことができるのです。 ハレルヤ。アーメン。


『わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。―主の御告げ。―それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。』(エレミヤ29:11)

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