『終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。』(エペソ6:10-11)
世界は、新型コロナウイルスにより、先の見えない、経済的不況に襲われています。私たちも同じく私たちを盗み、殺し、滅ぼそうとする目に見えない悪魔と戦いをしているのです。
聖書は「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」(Ⅰペテロ5:8)と告げます。
この悪魔に立ち向かうには、神様がくださった武具を身に着けなければなりません。そうでなければ、悪魔に勝つことはできないのです。
私たちが悪魔に打ち勝つためには、第一に、真理の帯をつけなければなりません。これが一番大切なことです。これは自分を中心とした生き方でなく、神様を中心とした生き方です。
第二に、胸に義の胸当てを着けるのです。私たちの心が罪の責めに苦しむことがないようにしなければなりません。罪を告白して絶えず赦しときよめを得るのです。
第三に、聖書は、平和の福音の備えをはきなさい。と言っています。平和の福音の備えとは、信仰によって、救いと永遠のいのちと病のいやしを得ることです。
神様は、イエス様の十字架の贖いによって、私たちと和解し、赦しと救い、いやしと祝福、そして、永遠のいのちを備えてくださいました。このことを信じて、大胆に、肯定的に、積極的な態度をもって、この世のいばらの道をかき分けて進んでいくのです。その時、私たちは悪魔に打ち勝つことができます。
第四に、救いのかぶとをかぶるようにと聖書は言います。かぶとは頭にかぶるものです。これは私たちの頭を救いの思いで一杯にすることです。世の思いで占領され否定的にならないように、常に聖書の約束を信じ、天国の宝で一杯にするのです。
最後に、聖書は、神様のみことばの剣を持って、悪魔に立ち向かうようにと告げます。神様のみことばの剣を持って、罪と悪魔と絶望を打ち負かし、貧困と呪いを破り、死を撃破し、絶望を希望に、死をいのちに変えていくのです。私たちはキリストの中にあって、これらの武具をとることにより、勝利することができるのです。ハレルヤ。アーメン。
『平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。』(ロマ15:20)
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