『どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊に施すことのできる方に、 …栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。』(エペソ3:20-21)
人の思いは大きな影響をその人に及ぼします。思いが弱くなれば、肉体的にも弱くなります。思いが病んでいるなら、病んだ人間となってしまうのです。そして、思いは自分一人ではなく、環境と隣人に大きな影響を及ぼします。
アダムが罪を犯したとき、人の思いの中に絶望的な腐敗が入り込んできました。聖書は、「主は、…その心に計ることがみな、いつも悪い事だけに傾くのをご覧になった。」と言っています。また、「人の心に思い計ることは、初めから悪であるからだ。」とも述べています。
人の心の思い計ることが幼い時から悪いゆえに、人が造り出した文明と歴史は悪に染まり、病んだものとなり、人間の歴史と文明は自滅の道を突き進んできました。
このような私たちに、イエス様は死と復活を通して、決して科学や哲学、また倫理道徳や政治と制度をもっていやすことの出来ない、人の腐敗した思いをいやす聖霊様をこの世界に送ってくださいました。人の思いを直す力は、聖霊様以外ありません。
それゆえ、この腐敗した思いをもって、卑しく、病み、腐敗している姿のままで、イエス様の前に出て、すべてを告白し、イエス様を救い主として迎え入れるならば、イエス様は十字架の贖いを通して、聖霊様を送ってくださり、私たちの腐敗した思いを取り除いてくださるのです。
そして、私たちの思いの中に聖霊様の宮を造ってくださり、神様の絶対主権を認め、神様を礼拝する者としてくださいます。
人は思いが変わらない限り、どんなに良い環境を作っても何の益にもなりません。人の思いはイエス・キリストの福音による以外では、決して変えることはできません。イエス・キリストの福音は私たちを完全に変える力です。
これは、権力によらず。能力によらず。ただ、聖霊様の圧倒的な力によってできることです。私たちは、闇から光へと変えられ、地の果てに至るまで、イエス・キリストの証人となるのです。ハレルヤアーメン。
『そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。』(ヨハネ20:22-23)
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