『イエスは彼女に言われた。「なぜ泣いているのですか。だれを捜しているのですか。」彼女は、それを園の管理人だと思って言った。「あなたが、あの方を運んだのでしたら、どこに置いたのか言ってください。そうすれば私が引き取ります。」』(ヨハネ20:15)
イースターおめでとうございます。今日はイエス様の復活を記念する日です。主題聖句に出てくる女性、マグダラのマリアはイエスさまにより、身も心も苦しみから解放されました。自分の拠り所であるイエスさまが死んでしまい、さらには墓からお体がなくなり嘆いていました。悲しみのあまり、蘇ったイエスさまに気づくことができませんでした。
新型コロナウイルスの感染が拡大する今、人が拠り所としていたお金や人間関係、健康といったものは失われつつあります。東大の教授が「ツイッター」で「疲」「ストレス」「鬱」の言葉の数を調査したところ、安倍首相が緊急事態宣言を出した4/7には一万二千件になりました (二週間前の数の三倍に当る)。
しかし、私たちが握る神の約束は「わたしを信じる者は死んでも生きる」と言われたイエス・キリストにより永遠のいのちを受け取っているという約束です。永遠のいのちとは神ご自身と、私たちのために地にこられたイエスを知ることです(ヨハネ17:3)。
マリアもイエスさまという拠り所を失い、恐れ、疲弊していました。しかし、イエスさまに名を呼ばれた瞬間に、彼女の目は開かれました。
マリアのためだけでなく、この世のすべての人のために、神のひとり子イエスはこの地に来られ、全ての罪・咎を背負い十字架で死なれ、死に打ち勝ってよみがえられました。
「主の名を呼ぶ者は、みな救われる。」(使徒2:21)とある通りイエス・キリストの名を呼ぶなら、恐れ、不安や暗闇から救われるのです。「私のところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませよう」とキリストはあなたを招いています。
マリアは主に呼ばれ、「主よ」と呼んだときに、自分を縛る恐れや失望から再び解放されました。あなたの名を主はすでに呼んでおられます。その招きに答えて、次は私たちが「主よ」と呼ぶ番です。この混乱の中で私たちが求めている答えは、真の救い主イエス・キリストなのです。
『わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」』 (ヨハネ16:33)
(文責:朋子)
コメント