『心騒ぐ者たちに言え。「強くあれ、恐れるな。見よ、あなたがたの神を。復讐が、神の報いが来る。神は来て、あなたがたを救われる。」』 (イザヤ35:4)
この聖句は、政情不安のため混乱する民に向かって、預言者イザヤがキリストの来られることを知らせたものです。
新約の預言者バプテスマのヨハネは、そのイザヤが預言した、キリストのため道を備えた人です。彼はイエス様を見て、「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。」と宣言しました。
しかし、国主ヘロデにより獄中につながれたヨハネは、不安を感じ弟子に託して、「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょうか。」と、イエス様に尋ねています。彼も恐れに支配されたのです。
その時イエス様は、今日の聖句5-6節から「盲人が見、足なえが歩き、らい病人がきよめられ、つんぼの人が聞こえ、死人が生き返り、貧しい者には福音が宣べ伝えられているのです。」と、ご自身がキリストであることを保証されました。
さて、私たちは新型コロナウイルスによるパンデミックの中、クリスマスツリーを飾り、今日からアドベントに入りました。
人々は先が見えない不安の中で、仕事や経済的試練に直面しています。今日はその人々に対する、神様からのみことばです。それは、「強くあれ。恐れるな。あなたがたの神を見よ。」です。
私たちは現実を見て、弱くなり。恐れに支配されます。しかし、天と地を創造された、全能の神様を見ることができれば、恐れは消え去ります。では、どのように神様を見るのでしょう。
それは、聖書のみことばです。ヨハネ1章1節に「…ことばは神であった。」とあるからです。また、ローマ書8章16節には「私たちが神の子であることは、御霊ご自身が、私たちの霊とともに、あかししてくださいます。」とあります。
現実を見て神の子どもと言うのではありません。信仰によってです。感情によらず、知識にも努力にもよらず。聖書が神の子どもであると言うからです。それで聖書のみことばを信じる信仰によって、私たちは神の子どもです。
では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。私たちは、私たちを愛してくださった方によって、このパンデミックの中でも、圧倒的な勝利者となるのです。ハレルヤ。アーメン。
『高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。(ロマ8:39)
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