『それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。主が全地の話しことばをそこで混乱させたから、すなわち、主が人々をそこから地の全面に散らされたからである。』(創世記11:9)
宇宙船「レジリエンス」が宇宙へ飛び立ちました。誕生したイエスさまを礼拝しに行った「東方の博士」も占星術師でした。「天には私たちの知らない答えがある」という宇宙、天への憧れは古代から変わらず現在も存在しています。
しかし、天への思いは憧れでは終わらず、権力誇示する手段となります。バベルに住む人々が偉大な文明を持ち、同じ言葉で一つになったとき、その力は抑えられない程の勢いでした。神さまは、言語を別々にして混乱させ、住む場所を散らし、人間が神さまに反逆することをやめさせたのです。
この混乱は現在も続いています。それぞれが自分の価値観で行動します。新型コロナウイルスの対策や援助もそうです。一致して勝利すべきところで、一致できず解決が遠のいているように感じることもあります。コロナの件だけではありません。この地上は争いや敵対する「文化」で満ちています。
宇宙船「レジリエンス」には、新型コロナウイルスや人種問題から回復する希望が込められています。しかし、そこに搭乗して宇宙に行くには多くの条件をクリアせねばいけません。
けれども、私たちには変わることのない希望、イエスさまの御名が与えられています。その名の意味は「主は救い」です。聖霊によってマリヤが身ごもる男の子こそ、主は救いであることをこの地に成就すると、主が預言的に名付けたのです。
その名の通り、神さまが完成させたいと願われた「回復」のために、イエスさまは十字架の死にまで従われました。そして、私たちに神との関係の回復、永遠のいのちの回復への道を完成させてくださったのです。
その御名により救われた者に与えられる聖霊が、神と人を一つにし、すべての人を一つにします。宇宙船に乗るためのような条件はありません。新型コロナウイルス、人種問題、続く災害、そしてあなたの人生の問題から、主イエスの御名を呼び求めるものはみな救われるのです(詩篇2:21)。
天からこの地に来られたイエス・キリストが、救いのためにすでに道を整えてくださいました。この素晴らしい希望を受け取っていきましょう。イエス・キリストという変わらない希望により生かされるなら、回復を与える主の救いがあなたの人生に実現されていきます。
『この失望は失望に終わることがありません、なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。』(ローマ5:5) (文責:朋子)
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