『与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。』（ルカ６：３８）
今日のテーマは、「あなたの敵を愛しなさい。」です。
この世界のルールは、敵を憎み、味方を愛することです。しかし、イエス様は、あなたの敵を愛しなさい。と仰いました。
この敵を愛しなさい。の教えは、旧約聖書にもない教えです。申命記１９章２１節には「あわれみをかけてはならない。いのちにはいのち、目には目、歯には歯、手には手、足には足。」とあります。敵に対する仕返しを規定しているのです。
私たちはイスラエル人のように、旧約聖書は持っていませんでした。しかし、味方を愛し、敵を憎んでいます。これは、アダムの時から人々の心に刻まれた知性となっています。それで、目には目、歯には歯。の教えは、心にフイットしているのです。
しかし、イエス様は「あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む 者に善を行いなさい。あなたをのろう者を祝福しなさい。」と命じています。そして、そうすれば、私たちは神様の子どもになれると教えているのです。
確かに神様は、善人の上にも悪人の上にも、太陽を登らせ、雨を与えています。悪人も結婚をし、子供を育て、幸せに暮らしています。何一つ分け隔てはありません。この神様を見倣えと命じているのです。
このことは私たちの価値観に全く反するものであり、人にはできないことです。しかし、ただ一つできる方法があります。それは、自分に死んで、イエス・キリストを信じる信仰によって生きることです。これ以外に方法はありません。
洗礼は、自分に死ぬことの表現です。そして、イエス様のからだである聖書のみことばを信じて生活すれば、私たちは変えられ、イエス様に似てきます。
私たちがイエス様のように、すべての人を赦し愛するとき、人々は心を開いて受け入れてくださいます。それで、私たちは、自分を赦し自分を愛する者へと変えられます。そして、神様が告げられた「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」のみことばを受け入れることができるでしょう。ハレルヤ。アーメン。
『まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。わたしは、いつまでも、主の家に住まいましょう。』（詩２３：６）
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