『イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』と書いてある。」』(マタイ4:4)
今日のみことばは、出エジプト16章が土台となっています。それを見ますと、「主はモーセに仰せられた。『見よ。わたしは あなたがたのために、パンが天から降るようにする。民は外に出て、毎日、一日分を集めなければならない。これは、彼らがわたしの教えに従って歩むかどうかを、試みるためである。』」とあります。しかし民は二日分も三日分も集めようとし神様のみことばに従うことが難しかったようです。
出エジプトの時イスラエルの民三百万人ほどが、荒野の中で水が無くパンも無く肉も無い生活を強いられました。しかし、神様は、イスラエルの民を捨ててはおかれず、13節を見ますと、「それから、夕方になるとうずらが飛んできて、宿営をおおい、朝になると、宿営の回りに露が一面に降りた。」とあります。露が上がるとパン粉ができ、イスラエルの民は40年間そのパンで養われました。
しかし、イスラエルの民がギルガルに宿営し、「彼らがその地の産物を食べた翌日から、マナの降ることはやみ、イスラエル人には、もうマナはなかった。それで、彼らはその年のうちにカナンの地で収穫したものを食べた。」(ヨシュア5:12)とあります。
イスラエルの民は荒野でマナを食べ、神の口から出る一つ一つのことばに従いました。それで、その地の産物を食べ平常の生活に戻っても、荒野での訓練によって神様のみことばに従いました。それで、神様は少しも変わることなく、イスラエルの民と共にいて必要のすべてを与え、守り導きました。
それでイスラエルの民は約束の地を与えられ、その地はイスラエルとしていま世界に存在しています。
偉大な神様は私たちと共にいてくださり、私たちの必要のすべてを知り、守り導いています。神の口から出る一つ一つのことばを実行しましょう。神様のみことばは生きていて、力があります。そして今も信じる人と共に働いて、不思議としるしを現し続けています。この偉大な神様にハレルヤ。アーメン。
『そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望むことを成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。』 (イザヤ55:11)