『御霊に満たされなさい。』（エペソ５：１８）
人生を喜びと勝利のうちに過ごしたいと願うならば、聖霊様に拠り頼まなければ不可能です。私たちがイエス様を救い主として信じ、新しくされますと聖霊様が私たちの心の中に臨在されます。しかし、これで新生を体験したら、すぐに力が豊かに注がれると言うのではありません。
力ある信仰生活を送るためには、聖霊様に拠り頼まなければなりません。新生を受けた人が、天の父なる神の栄光を豊かに現す勝利に満ちた生活をするためには、聖霊充満にならなければなりません。それが聖霊のバプテスマです。
弟子たちははっきりとイエス様が十字架につけられる前に救われました。しかし、彼らは聖霊のバプテスマは受けていなかったのです。そのため彼らには、まだ、神の力が与えられていませんでした。それで彼らは、オリーブ山でイエス様が捕らえられるときに、みな逃げてしまったのです。
しかし、イエス様が三日目によみがえられた後、弟子たちに現れて、このような御言葉を言われました。
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」（使徒１：８）
ここでの証人とは殉教者の意味があります。言い換えますと、聖霊様が臨まれてこそ、地の果てにまで死の覚悟で福音を宣べ伝えることができるのです。
イエス様は弟子たちに向かって、聖霊のバプテスマを受けるまではエルサレムを離れてはいけませんと仰いました。
そして、五旬節の日に突然、天からの激しい風が吹いてくるような響きが起こり、そこに集まっていたすべての人が聖霊に満たされました。また、聖霊が話させてくださる通りに、他国のことばで話し出したとあります。
このように弟子たちが聖霊のバプテスマを受けると、過去の弱々しかった姿は消え去り、信仰の勇士に変わったのです。こっそり隠れていたペテロは、出て行って大胆に福音を語り、その日のうちに悔い改めた人が、3000人にもなりました。
このような力ある信仰生活は、聖霊に満たされるところから始まります。私たちも聖霊様と共に働くように注意しましょう。ハレルヤ。アーメン。
『行って、「天の御国が近づいた。」と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたはただで受けたのだから、ただで与えなさい。』（マタイ１０：７－８）