『あなたは祈るときは、自分の奥まった部屋に入りなさい。そして、戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。』(マタイ6:6)
神様から与えられた最も偉大なもの、それは心です。心は目には見えません。しかし、この考えが創造の源となり、目に見えるものを造り出していくのです。
そして、この心に信仰を持つとき、驚くべき創造の力を引き出すのです。信仰は、私たちの心を肯定的に集中させるとき、与えられる創造のエネルギーです。私たちはこの信仰を通して環境と運命を変えることができるのです。
イエス様は奇跡を行われるとき、「あなたの信仰通りになるように。」と言われました。足萎えの人に向かって、「あなたの信仰通りになりますように。」と言われたとき、その人は立ち上がったのです。また、盲人に、「あなたの信仰通りになりますように。」と言われたとき、目が開かれたのです。
私たちの信仰はどうでしょうか。奇跡を体験しているでしょうか。環境と運命を変えることができるでしょうか。
まず私たちの心を調べて見なければなりません。ある人の心はたばこやお酒で一杯です。また、賭け事で一杯の人もいます。ある人の心はみだらな絵や音楽や踊りで満杯になっています。また、心は悲しみで一杯だったり、憂いと絶望と冷たさが支配していたりします。このような心では決して心に信仰を持つことはできません。
人々は自分の運命と身の上を嘆き、先祖と隣人を恨んでいます。また、環境を恨み、社会を呪っています。しかし、自分の心を改めるところから始めなければ、私たちは人生を変えることはできません。
まず心を清めましょう。何をもって清めるのでしょう。それは、祈りです。イエス・キリストを心の中に迎え入れ、尊き血潮で洗い始めると、心の中にあるみだらな思いや、不安、恐怖、絶望が追い出され、心は清い湖のようになるのです。この時、信仰が心に湧き上り、環境をも変える力となります。ハレルヤ。
『わが子よ。私のことばをよく聞け。私の言うことに耳を傾けよ。それをあなたの目から離さず、あなたの心のうちに保て。見いだす者には、それはいのちとなり、その全身を健やかにする。力の限り見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。』(箴言4:20-23)