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執筆者の写真クリスチャン親和会

聖日礼拝メッセージ(2020/1/26)


『神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。』 (創世記1:27)

 すべての創造物を「良い」と神さまは言われましたが、中でも人間は特別な存在として創造されました。人は神のかたちに造られ、神の息を吹き込まれ、神と共に生きるものとされました。「非常に良かった」と神さまが喜ばれた天と地の万象は、人の創造をもって完成したのです。

 しかし、「非常に良かった」という天地は今混乱の中にあります。オーストラリアの山火事のような自然破壊や戦争の噂、家庭の混乱というように初めの状態からは程遠くなっています。

 善悪の知識の木の実を食べたとき、人間は神から離れ、自分の考えで自分の計画を遂行することを選びました。そして、土地はのろわれてしまった。しかし、人のありのままの形は、神の霊を入れられ、神と一つ生きる姿です。その姿で地を治め、生き物を支配することが人の役目として委ねられているのです。

 この創世記の一章を読んだだけでも、神さまはすべての作られたものを「良い」と見られ、作られたものが生きるために必要な光と水、地を与えられ、作られた者を祝福し、増えていくようにと言われる愛と祝福の神です。

 主はアブラハムとその子孫を選ばれて祝福し、その祝福をこの地に流し出すように契約を結ばれました。私たちクリスチャンもキリストによってその祝福の契約に接ぎ木されています。

 人間は弱く、主によって食物や生きる場所を与えられなければ生きられません。しかし、主は天地創造の時から必要すべてを備えてくださいました。どのように地を治めるかという知恵や方法も主が与えてくださいます。

 私たちもキリストの十字架により初めに神が造られた、神と一つの姿に回復されました。私たちはますます神さまの元に戻っていきましょう。私たちは神さまに良しとされ、愛されている者です。神に愛されている者として私たちが自分自身を正しく捉える時に、神に習う者となり、愛のうちに歩むものとなります(エペソ5:1)。

 揺れ動く人の判断や善悪の基準ではなく、変わらない神による地の回復を待ち望みましょう。キリストに依り頼むなら、平和の支配者である主が私たちを通して、その平和な統治をなしてくださいます。

『 ほむべきかな。神、主、イスラエルの神。ただ、主ひとり、奇しいわざを行なう。とこしえに、ほむべきかな。その栄光の御名。その栄光は地に満ちわたれ。アーメン。アーメン。』

(詩篇72:18-19)                             (文責:朋子)


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