『私が、きょう、あなたに、あなたの神、主を愛し、主の道に歩み、主の命令とおきてと定めとを守るように命じるからである。確かに、あなたは生きて、その数はふえる。あなたの神、主は、あなたが、はいって行って、所有しようとしている地で、あなたを祝福される。』 (創世記30:16)
親和会が40年過ごした、この平和の会堂での聖日礼拝は今日が最後となりました。私たちは「新しい地」に入っていきます。イスラエルの民も荒野で40年過ごした後、約束の地カナンに入れられました。
40年という間、神さまは荒野でイスラエルの民を養われました。食物や水を与え、雲の柱、火の柱で民を守られました。彼らは主を体験し続けたのです。そして、ヨシュアとカレブ、新しく荒野で生まれた民たちがアブラハムの祝福を受け取り、流し出す者となったのです。
私たちも40年間この平和の地で神さまに養われました。クリスチャンが集まり交わる場所として、神さまのことばを受け取り、神さまの力を体験しました。
そして、祝福を受け取り、祝福を流し出すために新しい一歩を踏み出そうとしています。そこには神さまの約束があります。創世記12:1〜3にあるアブラハムに対する祝福の契約に、イエス・キリストを通して私たちも入れられているのです。
イエス・キリストは十字架で罪の贖いを完了され、信じる者を神さまの民とする契約を結んでくださいました。エレミヤ31:33にあるように、私たちの心に主の律法を書きしるし、心に割礼をしてくださったのです。主の神さまとの関係を回復し、神さまを知る祝福が、イエス・キリストによって恵みとして与えられたのです。
三条の地では、クリスチャンの交わりの場としての歴史も受け継ぎつつ、教会としての働きも大きくされるでしょう。私たちの受け取っている祝福、イエス・キリストご自身の御名が高くあがめられ、宣べ伝えられていきます。
そのような祝福の地に入れられる恵みを、主に感謝して受け取っていきましょう。私たちの権力によらず、能力によらず、神さまの霊によって主ご自身が新しい宮を建て上げ続けてくださいます。神さまの素晴らしいご計画に期待しましょう。
『このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです。』(エペソ2:22)(文責:朋子)