『イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東の方でその方の星を見たので、拝みにまいりました。』(マタイ1:1-2)
今日は、クリスマス礼拝となりました。街にはイルミネーションが輝き、クリスマスソングで浮き立っています。しかし、今日の聖句は二千年前のクリスマスからです。
イスラエルに、世界の救世主がお生まれになったというのにイスラエル人は知ることがなく、東方の博士がそれを知って訪ねて来たと言うのです。今のイスラエルの国と同じです。
なぜ、イスラエル人には分からなかったのでしょうか。彼らは現在の生活に負われ、それに関心がなかったのです。ですから尋ねられれば答えることが出来る知識はありましたが、彼らは神様のことより、自分の生活が第一番となっていたのです。
では東方の博士とはだれでしょう。イスラエルの東方で世界の救い主キリストを知る者と言えばダニエルです。東方の博士とはダニエルの弟子でしょう。ダニエルはバビロニアの高官であり、ペルシアの時代にも政権の長官でした。彼の弟子たちは、ダニエル書9章からキリストの出現を知ったのでしょう。
博士たちはキリストを求め、莫大な費用をかけて外国から旅をしてきました。しかし、イスラエルのキリストであるのに、イスラエル人は無関心で、自分の地位や立場を守るためにキリストを排斥しました。
今日、私たちは東方の博士に倣い、救い主イエス様を求めて礼拝しましょう。イエス様は、天と地を創られた神様が私たちに与えてくださった最高のプレゼントです。
聖書には「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」とあります。だれでもイエス・キリストを信じれば、氏素性に関係なく、神様の子とされるのです。
使徒ペテロは喜びを「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。」と告げています。私たちも喜びましょう。イエス様クリスマスおめでとうございます。ハレルヤ。アーメン。
『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。』(ヨハネ3:16)