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執筆者の写真クリスチャン親和会

聖日礼拝メッセージ(2018/10/21)


『エリコの預言者のともがらがエリシャに近づいて来て、彼に言った。「きょう、主があなたの主人をあなたから取り上げられることを知っていますか。」エリシャは、「私も知っているが、黙っていてください。」と答えた。』(Ⅱ列王記2:5)

 Ⅱ列王記2章は、エリヤが死を迎えることなく、天に上げられた状況が記されています。この所は、エリヤが弟子のエリシャに対して教えとテストをしているように見えます。

 初めギルガルから出発しましたが、ギルガルはイスラエルがヨシュアに導かれてヨルダン川を渡った記念の場所です。「神の国はことばにはなく、力にあるのです。」(Ⅰコリント4:20)とありますが、それは私たちの持つ信仰が、人間の知恵にささえられず、神様の力にささえられることを教えています。

 エリヤはべテルへ行きます。ここはヤコブがエサウを逃れて叔父ラバンの家に行く途中、野宿して神様の幻を見たところです。彼は、「これこそ神の家に他ならない。ここは天の門だ。」と言ったのです。彼はそこで神様と約束を結びました。そこがべテルです。

 私たちのべテルは十字架のキリストです。私たちが神様の力を悟っても、イエス・キリストの十字架の御前に出て、神様と契約を結ばなければ、神様の恵みに入ることはできません。

 そして次がエリコです。私たちがクリスチャンとなっても、すべてが順調にいくわけではありません。そこに私たちの前進を阻むエリコの要塞があるのです。この要塞をこわさなければ、私たちは神様の豊かさを味わうことはできません。

 私たちの前進を妨げるエリコはいろいろあります。ある人は、イエス様を信じて教会に出席しますが、それ以外の生活は何も変わらないのです。また、べテルを過ぎても良くない習慣と行動を止めることができず、実践力のある信仰を見せることができません。このエリコを壊さねばなりません。私たちはこのエリコをどのように壊すことができるでしょうか。

 ヨシュアは、神様のみことばを持って壊しました。私たちも神様のみことばを信じ、信仰と祈りでこの要塞をこわしてしまうのです。一度祈ってエリコの要塞が崩れないからと言ってすぐにあきらめてしまってはなりません。忍耐を持って粘り強く祈りましょう。聖霊様が必ず助けてくださいます。アーメン。

『もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。』(Ⅰヨハネ1:9)


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