『イエスは近づいてきて、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべての
ことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」』(マタイ28:18-20)
今日はイースターで、キリスト教会では一大祭日となっています。イエス様は、すべての人の罪の身代わりとして、十字架につき、死んで三日目によみがえられました。それが今日の日曜日にあたります。
聖書を見ますと、「そして神は、『われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのものを支配させよう。』と仰せられた。」(創世記1:26)とあります。
人は神のために造られ、神様の愛の対象であったのに、人は神のようになろうと、神様に対抗しました。それで万物も人に従いました。しかし、人は被造物であり、神ではありません。神様に帰ろうとしても、帰る道がありませんでした。
それでイエス様が十字架で人の罪の代価を払ってくださり、人と神様の間の罪の壁をなくして、神様に帰る道を開いてくださいました。これはすべて神様の愛の恵みです。人が神様を愛したのではありません。神様が人を愛してくださいました。
それで、人の罪がなくなり世界に平和が来たか。と言えばそうではありません。人々は今も神様に敵対して自分の義をたてようと、戦いに苦しんでいます。これは、終戦を知らずに、戦争を続けているようなものです。
それで聖書は、「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)と命じています。今日の聖句はこのことばを保証するものです。
天においても、地においても、いっさいの権威を持っておられるイエス様が、私たちとともにいてくださるのです。恐れることはありません。大胆に宣べ伝えましょう。ハレルヤ。イースター。アーメン。