『わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。』(ヨハネ14:3)
今週は受難週です。イエス様は過ぎ越し祭りの五日前の日曜日にエルサレムに入られ、群衆から「ホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。イスラエルの王に。」と言って迎えられました。そして、金曜日に十字架につけられたのです。
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」とイエス様は告げられました。イエス様の十字架の犠牲による以外、救われる道がない私たちの罪の重大さを思う時です。
今日の聖句は、わたしは天国へあなたがたの家を用意しに行くと言うのではありません。イエス様は9節で「ピリポ。こんなに長い間あなたがたといっしょにいるのに、あなたはわたしを知らなかったのですか。わたしを見た者は、父を見たのです。」と言われました。
また、10節で「わたしが父におり、父がわたしにおられることを、あなたは信じないのですか。わたしがあなたがたに言うことばは、わたしが自分から話しているのではありません。わたしのうちにおられる父が、ご自分のわざをしておられるのです。」と告げています。
天国は神様が統治する国です。そこに入るにはパスポートが必要となります。パスポートを用意をするためにはイエス様の十字架が必要でした。イエス様は十字架によって神様と私たちの隔ての壁を打ち壊し、神様と一つになる道を開かれました。
天国は私たちが死んでから行く所ではありません。神様が居られるところが天国です。イエス様は死んで3日目に死を打ち破ってよみがえり、50日目にイエス様を信じる者に神様の霊を注がれました。このことが、イエス様が私たちのために場所を備えに行くことの意味でした。
あなたの心に神の霊が住まわれるなら、今、そこが天国です。もっと喜びましょう。そしてもっと祈り、すべてのことを感謝しましょう。信じる者には自由があります。ハレルヤ。
『まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行うわざを行い、またそれよりもさらに大きなわざを行います。わたしが父のもとに行くからです。』
(ヨハネ14:12)