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執筆者の写真クリスチャン親和会

聖日礼拝メッセージ(2018/2/11)


『喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。』(ローマ12:15)

 最近のニュースを見ると、内容の善し悪しは別として、他人に共感することが少なくなっていると感じることがあります。反対に、他人の喜びを喜ばずにその人の弱点を探すとか、他人の不幸を喜ぶというような傾向があるのではないでしょうか。

 私たちクリスチャンの集まりである教会はどうでしょうか。お互いの喜び、涙にともにあるでしょうか。どのような思いで互いに接しているでしょうか。冒頭で述べたような、まるで神のように人を評価したり、まるでサタンのように弱さや罪を告発したりということは、神様が私たちに望んでいる姿ではありません。

 ここで聖書が言っているのは、クリスチャンがともに泣き、喜ぶことです。続く16節では「互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者だなどと思ってはいけません。」とあります。

 一つの心、同じ心となるためには、よくお互いのことを理解する必要があります。そのためには交わりを持つ時間が大切です。少なくとも日曜日に教会で会って時間を過ごすことは、お互いを知る良い時間となるでしょう。

 また、聖書のみことば、聖霊による祈りによって同じ価値観を養われることも大切です。聖日に同じ御言葉を聞くことで、一つからだとされている教会の価値観を知ることができます。さらに、日頃のデボーションは、御言葉を蓄える尊い時間となります。また、唯一の神様の心でとりなして下さる、御霊による祈りによって、私たちの心はますます一つに整えられるでしょう。「からだは一つ、御霊は一つです。あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。(エペソ4:4)」

 私たちはひとりひとりが神の宮であり、それぞれの場所に神様の臨在をもたらし、主を礼拝する者です。神様はそのクリスチャン同士が励まし合い、共にいることも望まれているのです。

 それは、教会が愛の神様によって建てられ、神様が所有、住まわれる場所であることの証だからです。もちろん互いに弱さもあるでしょう。しかし、それを告発するのでなく、回復をとりなし祈ることが私たちにはできます。イエス様はこの地上で愛と憐れみの心から人の回復を願い、人と共に生き、十字架で救いを完成して下さいました。その方によって救いをうけた私たちも、その心によって一つとされ、同じ心で互いを愛し合いましょう。

『どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。』(ローマ15:15)     (文責:朋子)


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