『昼はこの雲の柱、夜はこの火の柱が民の前から離れなかった。』 (出エジプト13:22)
イスラエルの民が、天の父なる神様のみ旨に従って、モーセの導きにより、エジプトから出発して荒野に入ると、彼らの前には雲の柱が現れて彼らを導き始めました。また、日が暮れると、雲の柱はいつの間にか、まばゆい火の柱となって、イスラエルの民の歩む道を照らし出したのです。こうしてイスラエの民は、 初めての荒野の道を迷うことなく進んでいきました。
今日においても、私たちがイエス・キリストを救い主として信じさえすれば、イスラエルの民に現れた雲と火の柱が私たちの人生を導いてくださるのです。 雲の柱は荒野で灼熱の太陽から民を守り、また、夜は、火の柱が、猛獣や異邦の民の攻撃から守ってくださいます。
このように、私たちの中に臨在する聖霊様は、悪魔の試みに落ち込まないように守ってくださいます。 今日も、悪魔は吠えたける獅子のように、クリスチャンまで誘惑してつまずかせようと、すきを狙っています。
時には、親しい友人や隣人を通して、また、家族を通して、 私たちに失望を与えようとします。このような失望が、私たちを噛み裂こうとする時、聖霊様は慰めの雲の柱となられて、私たちがつまずくことのないように覆ってくださるのです。
私たちは悪魔が与える苦痛を乗り越えようとする時、聖霊様の助けを求めましょう。そのため聖霊様の名前は、ギリシヤ語でパラクレートス助け主とも言われます。聖霊様が雲の柱となって、私たちを照り付ける太陽から守ってくださいます。
また、私たちの前途が暗闇で見えないとき、聖霊様に助けを求めましょう。そうすれば聖霊様は火の柱となって、私たちの 行く道をはっきりと照らしてくださいます。
ですから、環境を見てつぶやくのを止めましょう。むしろ、 感謝しましょう。神様が私たちに望んでいることは、いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことを感謝することです。これを守れば、神様の恵みの豊かさに気づくでしょう。ハレルヤ。
『主は、あなたを守る方。主は、あなたの右の手をおおう陰。昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない。主は、すべてのわざわいから、あなたを守り、あなたのいのちを守られる。主は、あなたを行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。』(詩121:5-8)