『すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」』
(ルカ2:13-14)
羊飼いたちが、野宿で夜番をしていると、主の使いが現れて「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」と告げました。
世界の王であるキリストの生誕が、最初、羊飼いに知らされたのです。ここに神様のみこころを見ようではありませんか。私たちの思いとは、まったく違います。
私たちは、学識ある者、地位ある者、権力ある者が先に神様から栄誉を受けると思っていました。しかし、現実は羊飼いが栄誉を受けたのです。考えを変えて聖書を見ましょう。
創世記1章1節「初めに。神が天と地を創造した。」から、黙示録21章1節「また私は、新しい天と新しい地とを見た。以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。」の中心キリスト・イエス様が人間の姿で現れてくださいました。
歴史のことを、英語で、Historyと言いますが、これはHisとstoryの合成語で彼キリストの物語との意味です。聖書に「すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。」(エペソ1:4)とあります。
世界は、私たちクリスチャンを創るために造られているのです。そして、その中心人物である世界の王イエス・キリスト様が、飼葉おけの中で寝ているのです。そしてこのことが、神様の栄光です。「地の上に、平和が、」とありますが、アダム 以来、初めて平和の君イエス・キリストにより、地上に神様との平和が築かれていくのです。
イエス様の人生は決して平安なものではありませんでした。しかし、確かに地上での使命を全うされ、新しい天と地が来る時まで、その働きは続けられています。この偉大なるイエス様に栄光がありますように。メリークリスマス。そしてハッピーニューイヤー。
『イエスは言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」』(ヨハネ11:25-26)