『マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。』(ルカ1:38)
3~24日まではイエス・キリストの出現を待ち望む、アドベントです。イエス・キリストの出現は、この世界をBCとADに二分する大きな出来ごとです。深く考える価値があります。
マリヤはヨセフの許婚者でしたが、まだ結婚する前、御使いガブリエルが訪れ、「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。」と告げました。マリヤがその言葉を受け入れ、それが今日の聖句となっています。
マリヤが、ヨセフとの幸せを願って、御使いの申し入れを断っていれば、マリヤは聖母マリヤとなってはいませんでした。
若いマリヤの決断に世界が感謝しなければなりません。誰でも自分の願いを祈るだけで、神様の願いに自分を犠牲にする者はいないからです。私たちはマリヤを見倣い、自己実現でなく神実現をしましょう。
しかし、すべてのことを行ったのは聖霊様です。創世記一章に「初めに、神が天と地を創造した。地は形がなく、何もなかった。やみが大いなる水の上にあり、神の霊は水の上を動いていた。」
とあります。地球の創造も、神の霊によったのです。
そして、今処女マリヤによって始まる、新世界の幕開けも同じく聖霊なる神様によっています。イエス様の父親は、人間ではなく、聖霊様です。それで、イエス様は神の子と呼ばれています。
イエス様の出現まで、人間には神が分からず想像の神であり、正義と、裁きの神です。しかしイエス様が来られて本当の神様を示しました。それは愛の神様であり、許しと恵の神様です。
「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」と言われたイエス様は、自分を卑しいはしためと思っている、マリヤを選ばれました。そしてイエス様を信じるすべての者に、罪の許しを宣言し、真理の御霊、神の聖霊様を与えるため来てくださいました。ハレルヤ。
『またあなたがたも、キリストにあって、真理のことば、すなわちあなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことによって、約束の聖霊をもって証印を押されました。』(エペソ1:13)