『被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現れを待ち望んでいるのです。それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。被造物自体も、滅
びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます。私たちは、被造物自体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。』(ロマ8:19-22)
昨日の朝刊によると、米南部を直撃したハリケーン「ハービー」による損害が拡大しそうです。被害額は米国史上最悪になるとの見方すら出始めました。被害総額21兆円の予測も、とありました。
今、米国だけでなく、世界で自然災害が多くなっています。また、被害規模も大きくなり、気象予報で台風予報が出れば、どうなるかと心配の連続です。
聖書は自然災害をどう示しているでしょう。マタイ24章で、イエス様の弟子たちが、世の終わりにはどんな前兆があるのでしょうか。との質問に答えて、「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」と教え。そして、「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。」と宣言しています。そして、最後まで耐え忍んだ者が得る地について
「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく、雌牛と熊とは共に草を食べ、その子らは共に伏し、獅子も牛のようにわらを食う。乳飲み子はコプラの穴の上で戯れ、乳離れした子はまむしの子に手を伸べる。わたしの聖なる山のどこにおいても、これらは害を加えず、そこなわない、主を知ることが、海をおおう水のように、地を満たすからである。」(イザヤ11:6-9)と夢のような情景を示しています。
すべての被造物が苦しむのは、人間が万物の創造者から離れ、自分勝手に振舞うからだとなります。聖書は「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」(マタイ24:14)と告げます。
自然災害から私たちを救う道は、堤防を頑丈にしたり、建物の基礎工事をしっかりすることだけではありません。すべての造られた者に、福音を宣べ伝えることが最も大切です。時が良くても悪くてもしっかりやりましょう。アーメン。
『それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。」』 (マルコ16:15-16)