『ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。』（マタイ１６：１８）
今日はペンテコステです。今年はユダヤ教もカトリックや正教会も、またプロテスタントも同じ日が祭りとなっています。珍しいことです。厳密にいえば、２千年前のこの日に聖霊が天から下り、キリスト教会が誕生した記念日となります。
イエス様は、「わたしはこの岩の上にわたしの教会をたてます。」と 宣言されています。これは先週のメッセージに続くものです。
シモンがイエス様に、「あなたは、生ける神の御子きりすとです。」と告白したのに答え、イエス様は、「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいます私の父です。」そして、今日の聖句えと続いています。
今日の聖句を見る限りでは、シモンの名前が、ペテロになったのは、彼がイエス様に、「あなたは、生ける神の御子キリストです。」と告白したことによります。
これを見ますと、キリスト教会は、イエス様を「生ける神の御子キリストです。」との告白の上に建てられることになります。イエス様はペテロの告白に対して、それが教会ですとは言っていません。ペテロの信仰の告白を土台として、それに教会を建てると言っているのです。
使徒の働き二章を見ますと、五旬節（ペンテコステ）の日、イエス様を「生ける神の御子キリストです。」と告白する、１２０名ほどの人々に、聖霊が下り、彼らを通して、１日に３千人ほどの人が、イエス様を信じて洗礼を受けたと書いてあります。
キリスト教会は、イエス様を頭で理解して教会ができるのではなく、心で信じて、義と認められ、口で告白して救われ、その証として聖霊が注がれてキリスト教会となるのです。これらのことは、経験や常識にないことです。ですから、みことばを聞いて信じる以外ありません。
「ハデスの門もそれには打ち勝てません。」とあります。ハデスとは死の門です。人間の最後の敵は死です。その死の門もイエス様は打ち破って、よみがえられました。そして、天に上りイエス様の霊を聖霊として信じるクリスチャンに注がれたのです。
クリスチャンはイエス様のからだです。それで、「あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」（ヨハネ２０：２３）とイエス様は驚くことを告げられました。アーメン。
『あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れることができません。』（マタイ５：１４）