『高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・ イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。』(ローマ8:39)
今週は受難週で、来週16日は復活祭です。これは、キリスト教会 最大の祝日となっています。喜び迎えましょう。ハレルヤ。
聖書は「神は愛です。」(Ⅰヨハネ4:16)と告げています。私たちが、どんなに豊かに物を持っても、愛が乏しい人の生活は荒れ果てます。
私たちは水と食物を食べて生きますが、私たちの内なる人は愛を 食べて生きるのです。幸せな家庭は、愛があふれた家庭です。どんな組織でも、それをよく運営するためには愛が必要です。
父なる神様はイエス様の十字架を通して、まことの愛である神様への道を開いてくださいました。イエス様の十字架は神様の私たちに 対する愛の現れです。神様に近づき霊の食べ物、愛を頂きましょう。
大きな事故を起こしたり、心理的に不安定な人は、成長過程にお いて愛を充分に受けられなかった人が多いと言われています。愛の欠乏症にかかった人は、幸せな生活をすることはできません。
人を愛する源泉は自分を愛する愛です。しかし、多くの人が間違った方法で自分を愛しているのです。お金や、名誉や、社会的地位で 権力を得、自分を誇示することが自分を愛することだと思っているのです。しかし、これは悪魔的なものです。
正しい自己愛はそういうものではありません。罪を犯した人も、無用と思われる人も、捨てられて当然と思われる人も、イエス・キリストの 十字架によって神様に赦され、愛されているので、「私は尊い存在である。私は神様の民である。」と悟ることが正しい自己愛です。
自分が神様に愛されている者であることを悟り、自分を愛するようになれば、幸せが泉のように湧き出てくるのです。
そして、キリストの内にあって、自分を正しく愛するとき、はじめて他の人を理解し、同情し、愛することができるようになります。自分を愛さない者は、他の人を愛することはできません。
自分を愛し、隣人を愛するようになれば、私たちの生活は豊かになります。それだけでなく、私たちがキリストの中で自分を愛し、隣人を愛するならば、より神様を愛するようになるのです。それは、神様が愛だからです。私たちの人生を愛にあふれたものとするため、まことの愛である神様を愛しましょう。最も価値ある永遠の宝は愛です。ハレルヤ。
十字架の苦しみを通して、道を設けてくださったイエス様に栄光がありますように。アーメン。
『律法の全体は、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」という一語をもって全うされるのです。』(ガラテヤ5:14)